この連載は、ポケモン公式のAIコンペ「ポケカABC」の対戦環境を毎週ウォッチする定点観測レポートです。Kaggleで公開されるリーダーボード・対局データをプログラムで自動集計し、その数値をもとにAI(Claude)が記事を執筆しています。数値・順位はデータ取得時点のものです。
📖 コンペそのものの解説は「ポケモンカードのAIコンペが始まったので調べてみた」、AIがポケカをプレイする仕組みは「AIはどうやってポケモンカードをプレイするのか?」をどうぞ。
目次
🏆 ストラテジー部門の結果が出ました
ポケカABC(ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge)は、AI同士にポケカをガチ対戦させる競技です。デッキを握ってカードを切るのは人間ではなく、参加チームが作ったAI。
このコンペには2つの部門がありました。
- シミュレーション部門: AI同士を実際に対戦させて、レーティング(将棋のレートのようなもの)で順位を決める
- ストラテジー部門: 自分たちのAIとデッキを「どう作り、なぜそうしたか」をレポート(writeup)にまとめ、審査員が評価する
シミュレーション部門は8月末に順位が確定し、Luca が1位でした。そして9月23日、運営(株式会社ポケモン)からストラテジー部門の結果が発表されました。
提出されたレポートは942本。シミュレーション部門に参加した6,807チームのうち、レポートまで書き上げたチームの中から上位20チームが選ばれています。
📋 上位20チーム
ストラテジー部門の順位と、同じチームのシミュレーション部門での確定順位を並べました。
| ストラテジー順位 | チーム | シミュレーション確定順位 |
|---|---|---|
| 1位 | Luca | 1位 |
| 2位 | Unown Gradient | 3位 |
| 3位 | palsystem | 2位 |
| 4位 | flg | 4位 |
| 5位 | LumenLiquidity | 7位 |
| 6位 | KawattaTaido | 6位 |
| 7位 | やる気元気ミワハルキ | 8位 |
| 8位 | Petit Canard | 5位 |
| 9位 | e-toppo + kurupical | 11位 |
| 10位 | Preferred 213tubo | 14位 |
| 11位 | James Cox & Henry Chao | 16位 |
| 12位 | @kdcyberdude | 19位 |
| 13位 | LiamK | 13位 |
| 14位 | Klen Houmani | 18位 |
| 15位 | nasuo445 | 28位 |
| 16位 | Majkel1337 | 12位 |
| 17位 | 李秉叡 (ntumlnoob) | 15位 |
| 18位 | perrodawn | 26位 |
| 19位 | Oshbocker | 23位 |
| 20位 | goonew | 17位 |
Luca が両部門で1位。シミュレーションで頂点に立ったAIが、その作り方の説明でもトップ評価を受けました。
目を引くのは、ストラテジー部門の上位8チームが、シミュレーション部門の上位8チームとまったく同じ顔ぶれだということ。並び順は入れ替わっていて、シミュレーション3位の Unown Gradient がストラテジーでは2位に、シミュレーション5位の Petit Canard は8位になっています。20チームすべてがシミュレーション部門の30位以内に入っていました。
運営によると、審査では最終レーティングだけでなく「大会期間を通じた強さと安定性」も加味したとのこと。やはり強いAIを作ったチームほど、語れる中身も多かったようです。
🎬 上位8チームは第二ラウンドへ
上位8チームは第二ラウンドに招待されます。 第二ラウンドは YouTube で配信される予定です。日程はまだ発表されていません。
なお、進出チームが参加できない場合は、9位以下のチームが繰り上げで招待されることがあるそうです。
🃏 審査で評価されたこと──「ドラパルトを入れた」だけでは伝わらない
レポートは「モデル(AIの仕組み)」「デッキ」「レポートの書き方」の3つの観点で、審査員がそれぞれ採点したうえで、上位作品を全員で議論して決めたそうです。個別の点数は公開しない方針です。
運営は、高く評価されたレポートに共通していた点を5つ挙げています。
- 対戦結果を次の改善につなげていた: 自分たちで対戦環境を用意して弱点を見つけ、直し、本当に強くなったかを確かめてから提出していた
- 何が効いていたのかが見える: 完成形の成績だけでなく、途中で試したことや、各パーツがどれだけ効いていたかを比較していた
- うまくいかなかった方法も書いていた: 試して採用しなかったアイデアと、その理由に触れていた
- デッキのゲームプランとキーカードの役割を説明していた
- 図やグラフを効果的に使っていた
ポケカプレイヤーとして刺さるのは4つ目でしょう。運営は「60枚すべてを解説する必要はない」としたうえで、こんな例を出しています。
「ドラパルトを入れた」と書くだけでは、読み手に伝わることは少ない。 「この対面の、この動きを止めるために入れた」と説明すれば、デッキ構築の意図が伝わる。
デッキリストを貼るだけでは足りず、「なぜその1枚なのか」まで言葉にできたチームが評価された、ということです。AIの大会でも、最後に問われたのは人間がデッキを組むときと同じ「構築の意図」でした。
📌 次はプレイグラウンドと第二ラウンド
ポケカABCの本戦は、これで両部門とも決着しました。
Kaggle では誰でも参加できる「プレイグラウンド」のコンペが続いていて、運営の発表も「See you in the Playground — and at the Second Round!」で締めくくられています。
この連載では、第二ラウンドの日程が出たらまたお伝えします。上位入賞の皆さん、本当におめでとうございます!
この記事は、ポケカABC シミュレーション部門・ストラテジー部門(Kaggle)の公開データをもとに 2026-10-25 にAI(Claude)が自動生成しました。