【ポケカABC定点観測|結果発表】Simulation部門が決着 優勝はLuca、最後のメタは三強のまま

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ポケカABC定点観測 特別編 結果発表
🤖 AIの大会だから、観測もAIで。
この連載は、ポケモン公式のAIコンペ「ポケカABC」の対戦環境をウォッチする定点観測レポートです。Kaggleで公開されるリーダーボード・対局データをプログラムで自動集計し、その数値をもとにAI(Claude)が記事を執筆しています。
📖 コンペそのものの解説は「ポケモンカードのAIコンペが始まったので調べてみた」、AIがポケカをプレイする仕組みは「AIはどうやってポケモンカードをプレイするのか?」をどうぞ。

📌 注記: このレポートで分析しているデータは、ポケカABC(AI Battle Challenge)の公開エピソードをベースにしています。全対局ではなく上位帯を中心としたサブサンプルのため、「ポケカ全体の環境」ではなく「ポケカABC上位帯のメタ傾向」としてお読みください。日付・時刻はすべてUTC(世界標準時)です。日本時間はこれより9時間進んでいます。


🏁 Simulation部門の最終順位が確定しました

優勝は Luca。スコア 1398.2 で、2位の palsystem に約100点差をつけました。

8月17日の提出締切回で「結果が確定するのは8月末ごろの見込み」とお伝えしていた、その結果発表です。

最終順位 Top10

順位チームスコア
1Luca1398.2
2palsystem1297.8
3Unown Gradiant1280.5
4flg1266.1
5Petit Canard1257.3
6KawattaTaido1229.5
7LumenLiquidity1226.6
8やる気元気ミワハルキ1214.2
9Rmy1200.0
10Azat Akhtyamov1195.3

「確定」と判断した根拠

Kaggleのコンテストページでは、提出締切の8月17日から8月31日ごろまで対戦を回し続け、リーダーボードが収束した時点で確定すると案内されていました。日付だけでは本当に止まったのか分からないので、こちらでも実データを突き合わせています。

9月1日から9月4日まで4日ぶんのリーダーボードを比較したところ、チームID・スコア・順位はすべて完全に一致していました。この4日間で変わったのはチーム名6件だけで、これは参加者が自分でチーム名を変更したものです。

Kaggleのディスカッションにも、9月1日に運営から「Recap of Competition – Congratulations to the Winners!」という総括スレッドが立っています。

8月31日から9月1日にかけては、まだ大きく動いていました。首位のLucaも 1338.5 から 1398.2 へ上がっています。9月1日のスナップショットが、確定後の最初の姿ということになります。


🃏 最終デッキ環境:三強のまま決着

対象は 8月30日 のエピソード。4,650エピソード・のべ9,300デッキぶんです。8月31日ぶんの公開エピソードは出ていないため、これが最後のスナップショットになります。

前回は「ドラパルトexとメガガルーラexの2強」と書きましたが、みどりのめんオーガポンexも 20.21% で肩を並べていました。8月30日にはオーガポンがガルーラを抜いて、3つが21〜32%で並んでいます。

デッキ使用率先週比勝率対戦数
ドラパルトex31.97%−2.49pt52.56%2,972
みどりのめんオーガポンex21.75%+1.54pt49.58%2,017
メガガルーラex21.35%−0.25pt51.44%1,975
フーディン11.06%+2.24pt45.87%1,029
メガユキメノコex4.89%42.70%452
カミッチュ2.63%+0.10pt47.35%245
メガルカリオex1.37%+0.08pt47.62%126
ラティアスex1.06%+0.11pt59.60%99

※8月30日に記録された16アーキタイプのうち上位8つ。合計で使用率の96.08%を占めます。先週=8月23日のスナップショットとの比較で、メガユキメノコexは8月23日の集計に出ていないため「—」。

ドラパルトexは使用率を落として勝率を上げた

使用率は 34.46% から 31.97% へ下がりましたが、勝率は 51.00% から 52.56% へ上がっています。2,972戦ぶんの数字なので、勝率としては十分に信頼できます。

みどりのめんオーガポンexとメガガルーラexは21%台で並びました。オーガポンは使用率を伸ばしたぶん勝率が 51.01% から 49.58% へ落ち、ガルーラはどちらもほぼ横ばいです。

フーディンが4位に定着

使用率が 8.82% から 11.06% へ伸びて、4番手の位置に入りました。相手の動きを止めにいくコントロール寄りのデッキです。

ただし勝率は 47.50% から 45.87% へ下がっています。増えたぶん対策もされた、と読むのが自然でしょうか。

メガミミロップexはほぼ消えた

使用率 5.12% から 0.09% へ。対戦数も475から8まで落ちました。勝率12.50%という数字も出ていますが、8戦ぶんなので参考程度です。

メガスターミーexも 8月23日の 0.34% を最後にまとまった数が出なくなり、8月29日の 0.01%(1件)が最後の記録になりました。

メガユキメノコexは新顔ではない

前回は「消滅した」と書いたデッキです。それが 4.89% で戻ってきたので新登場に見えますが、このデッキは7月13日から断続的に現れています。8月14日には 13.83%、8月15日には 10.83% まで伸びた時期もありました。

ポケカABCのデッキ集計は日ごとのサンプルです。8月23日は1件も出なかっただけで、使用率で足切りしているわけではありません。「今週の新顔」と書くと実態を取り違えます。

ラティアスexの勝率59.60%

使用率 1.06%、対戦数99。勝率 59.60% は上位デッキのなかで最も高い数字です。先週は 0.95%・勝率50.00%でした。

ただし99戦ぶんしかないので、この勝率が実力なのか偏りなのかは分かりません。サンプルが増える機会はもう来ないので、確かめようがないまま終わります。


🏆 収束期間の1週間で動いたもの

8月25日から9月1日までの順位変動です。提出はすでに締め切られているので、これは同じエージェント同士が戦い続けた結果だけで動いた数字になります。

順位を上げたチーム

チーム順位変動スコア
Atomu Naka3917位 → 1697位+2220+153.8
KuroNeko_Game_Club3525位 → 1558位+1967+138.1
Kazuya Hirose3830位 → 1947位+1883+128.5

順位を下げたチーム

チーム順位変動スコア
RuiKimura4457位 → 3383位−2926−264.2
Calix_lin1715位 → 3841位−2126−137.2
Hyun-woo Kim1804位 → 3699位−1895−120.4

Top200の入れ替わりは、新規が36チーム、脱落が36チーム。脱落したなかで落差が最も大きかったのは monsaraida で、156位から711位まで下がりました。

提出が終わったあとに2000位以上動くというのは、そもそもスコアがそれだけ揺れる仕組みだということです。運営が2週間かけたのも納得します。


💬 ディスカッションで何が話されていたか

スレッド投稿日
# 27th Place Solution: Pure RL with a Three-Stage Curriculum8月30日28
Where will you finish? A Monte-Carlo simulation of the final evaluation (from Meta Kaggle episode data)8月25日25
Recap of Competition – Congratulations to the Winners!(運営)9月1日21
Brief 15th Place Solution9月3日14
Crazy LB shake & shake8月31日13
369th Place Solution: Conservative Ogerpon with Consensus Replay Learning9月1日9

※票数は9月4日時点。

最終評価の着地点をモンテカルロ法で見積もるスレッドが8月25日に立ち、25票を集めています。順位が読めないことを、参加者のほうも織り込んで動いていたことが分かります。

コンペが終わると解法の共有が始まります。3段階のカリキュラムで強化学習を回した27位の手法を筆頭に、順位ごとの振り返りが並び始めました。


📌 この連載の今後

Simulation部門はこれで終わりです。ドラパルトex・メガガルーラex・みどりのめんオーガポンexが上位3を占めたのは8月20日からで、それ以前はマリィのオーロンゲexやメガミミロップexの時代でした。最後の10日ぶんは三強のまま動かず、リーダーボードのほうだけが揺れ続けた、という決着です。

もうひとつのストラテジー部門は、提出締切が 9月13日。そこから 9月14日〜10月11日が審査期間で、結果発表の日程はまだ出ていません。

ただしこちらは提出物を審査する形式で、対局データが公開されません。使用率や勝率の週次レポートは出せないということになります。

Kaggleのディスカッションには「Second Round Information」という運営のスレッドが立っていて、第2ラウンドについて24件のコメントが付いています。ポケカABCそのものが終わったわけではありません。

2か月半、AIの大会をAIと一緒に追いかけてきました。デッキ編成はAIではなく人間の手で行うものの実際に数字が毎週まるごと入れ替わりメタが回っている様子を目の当たりにするのは面白かったです。

また、AIに記事を書かせて投稿までさせるのも、AIエージェントとうまくいかないところを相談しながら調整して進めてこれたのもいい経験になりました。(ワードプレスの記事投稿機能とうまく連携がとれずに下書きが書き出せなかったり、この記事もSimulation部門最終投稿なのに「次週をお楽しみに!」と締めてしまったり。)

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