ミニゲームとは、本編の冒険からちょっと寄り道して遊べる小さなゲームのことです。ゲームコーナーのスロットから、ポフィン作り、サーフィン、キャンプのカレーまで、シリーズには意外なほどたくさんのミニゲームが入っていました。
今回は、歴代本編に登場したミニゲームをまとめてみました。コンテストやバトル施設のような大きなやり込み要素は別枠として、ここでは「寄り道して遊ぶもの」を集めています。
みなさんは、どのミニゲームで時間を溶かしましたか?
目次
世代別ミニゲーム一覧
| 世代 | ソフト | 主なミニゲーム |
|---|---|---|
| 第1世代 | 赤・緑・青・ピカチュウ | ゲームコーナー(スロット)/ピカチュウのサマービーチ(ピカチュウ版) |
| 第2世代 | 金・銀・クリスタル | ゲームコーナー(スロット・カードめくり) |
| 第3世代 | ルビー・サファイア・エメラルド | ゲームコーナー(スロット・ルーレット)/きのみブレンダー |
| 第3世代 | FRLG | ゲームコーナー(スロット)/きのみクラッシュ(エメラルドでも可) |
| 第4世代 | ダイヤ・パール・プラチナ | ゲームコーナー(スロット)/ポフィン作り |
| 第4世代 | HGSS | ゲームコーナー(スロット)/ポケスロン |
| 第5世代 | BW・BW2 | ポケシフター/ポケモンミュージカル/ポケウッド(BW2)※ゲームコーナーはシリーズから消滅 |
| 第6世代 | X・Y / ORAS | スパトレ/ポケパルレ |
| 第7世代 | サン・ムーン / USUM | ポケリフレ/マンタインサーフ(USUM)/ウルトラワープライド(USUM) |
| 第8世代 | ソード・シールド | ロトムラリー/ポケモンキャンプ(カレー作り) |
| 第8世代 | BDSP | ポフィン作り |
| 第9世代 | スカーレット・バイオレット | ピクニック(サンドウィッチ作り)/鬼退治フェス(DLC碧の仮面)/そらとぶタイムアタック(DLC藍の円盤) |
ゲームコーナー
設置されていたのは次の街です。
- カントー地方:ロケットゲームコーナー(タマムシゲームコーナー)(タマムシシティ)
- ジョウト地方:コガネゲームコーナー(コガネシティ)
- ホウエン地方:キンセツゲームコーナー(キンセツシティ)
- シンオウ地方:トバリゲームコーナー(トバリシティ)
第1世代はスロットのみ。第2世代でカードめくりが加わり、ルビー・サファイア・エメラルドではカードめくりに代わってルーレットが追加されました。ファイアレッド・リーフグリーンと第4世代は、初代と同じスロットだけに戻っています。
転機は多言語展開でした。賭博要素がPEGIの規制に引っ掛かり、全年齢対象で販売できなくなるため、プラチナの欧州版からゲームコーナーのミニゲームが削除され、第5世代以降はゲームコーナー自体が姿を消しました。オメガルビー・アルファサファイアでも閉鎖されたままで、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは「ファッションスタイル ゆびをふる」というお店に置き換わっています。
ちなみにHGSSでは、日本版はスロットのままですが、海外版・韓国版はスロットが”Voltorb Flip”というパネルめくりの別ゲームに丸ごと置き換えられています。規制対応の苦心が見えるところです。
ピカチュウのサマービーチ
ピカチュウ版だけで遊べるサーフィンゲームです。原作ではなみのりピカチュウを手持ちに入れて、バーチャルコンソール版では最初にもらえるピカチュウを連れて、19ばんすいどうの海の家にいるオヤジに話しかけるとプレイできます。
波に乗ってジャンプを決めて、高得点を狙います。高い波が来るとピカチュウがジャンプするので、十字キーの左右で回転させて、うまく着水するとかっこよさが加算されます。難しいジャンプほど配点は高め。着水に失敗して海に潜ると得点にならないうえ、スピードががくっと落ちて、そのままだと波が来てもジャンプできなくなります。
制限時間は残りHPとしてカウントされていて、時間内に岸へ到達するか、HPが尽きた時点で終了です。
きのみブレンダー
ルビー・サファイア・エメラルドで遊べる、コンテスト用のお菓子「ポロック」を作るミニゲーム。
きのみを入れたブレンダーをみんなで回すゲームで、矢印が自分のマークに重なった瞬間にボタンを押すと速く回ります。タイミングよく回すほど良いポロックができるので、コンテストガチ勢はここから真剣勝負でした。
きのみクラッシュ
ファイアレッド・リーフグリーンとエメラルドで遊べる通信ミニゲーム。ポケモンセンター2階のワイヤレスクラブで、2〜5人で一緒にきのみをすりつぶします。
集めた「きのみのこな」は漢方薬や栄養ドリンクと交換できて、FRLGでは漢方薬の唯一の入手手段でした。ワイヤレスアダプタを持ち寄って遊んだ人には懐かしいはず。
ポフィン作り
ダイヤモンド・パール・プラチナの、コンテスト用のお菓子「ポフィン」を作るミニゲーム。ヨスガシティでポフィンケースをもらうと作れるようになります。
タッチペンで鍋をかき混ぜるゲームで、速すぎるとこぼれ、遅すぎると焦げる。この絶妙なさじ加減が妙にリアルでした。ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでも復活しています。
ポケスロン
ハートゴールド・ソウルシルバーの大型ミニゲーム。コガネシティの北、自然公園の隣にあるポケスロンドームで開催される、ポケモンの運動会です。
名前の由来はポケモン+デカスロン(十種競技)で、競技はちょうど10種目。どの競技もタッチペンでポケモンたちを操作します。ミニゲームというにはボリュームがありすぎる、第4世代の遊びの塊でした。
ポケシフター
ブラック・ホワイトとBW2で、第4世代のソフトからポケモンを連れてくるときに遊ぶことになるミニゲームです。
DSの上画面に草むらが、下画面にボールを飛ばす弓の装置が表示されます。弓にセットされたモンスターボールをタッチペンで引っ張り、方向と強さ(飛ばす距離)を調節して発射して、草むらの間を飛び回るポケモンに当てれば捕獲。ボールからポケモンが飛び出すことはありません。
移送のたびに必ずこれを遊ぶので、連れてくるポケモンが多い日はちょっとした射的大会でした。
ポケモンミュージカル
ブラック・ホワイトとBW2で遊べる、ライモンシティ北部のミュージカルホールの出し物です。手持ちポケモンにグッズを着せ替えて出演させ、ほかの出演者3体と一緒にステージでダンスを披露します。
第4世代スーパーコンテストの「ビジュアル審査」の流れを汲むおめかし要素で、コンテストの無い第5世代では貴重な披露の場でした。帽子やメガネをポケモンに直接くっつけるスタイルなので、仕上がりはだいぶ自由です。
ポケウッド
ブラック2・ホワイト2だけにある映画撮影所で、場所はタチワキシティの北。シナリオを選んで、主人公がポケモンと一緒に映画に出演します。撮影はバトル形式で進み、途中に台本に沿ったセリフの選択肢が出てきて、外れた選択をするとバッドエンドになってしまうことも。完成した映画は劇場で上映されます。
もともと映画スターで、ジムリーダーを辞めて銀幕に戻ってきたハチクや、カントーのナツメが共演してくるのも見どころでした。ミニゲームと呼ぶには作り込みが豪華すぎる、BW2だけで姿を消した惜しい変わり種です。
スパトレ
第6世代(X・Y / ORAS)のトレーニングシステムです。ニンテンドー3DSの下画面で的当てのミニゲームを遊ぶと、ポケモンに基礎ポイント(努力値)が入ります。
どのポケモンにどのくらい努力値が入っているかをグラフで確認できるのも便利でした。努力値が見える化されたのは、実はこれが最初です。
同一のポケモンで全30種類のトレーニングを「すごい記録」でクリアすると、XYは自宅の母から、ORASはムロタウンの男性からしゅぎょうリボンがもらえます。リボン集めをしている人には避けて通れないミニゲームです。
ポケパルレ
第6世代のふれあい要素です。手持ちポケモンを3DSの下画面に呼び出して、なでたりポフレをあげたりできます。ポフレはミニゲームで手に入ります。
ポケモンの状態は、トレーナーへの信頼がハート、満腹具合がポフレ、遊び具合が音符のマークの数(0〜5個)で表示されます。
ポケリフレ
サン・ムーン / USUMの、ポケパルレの後継にあたるふれあい要素。手持ちポケモンをなでたり、ポケマメをあげたりして、なかよし度を上げられます。
バトルのあとに汚れたポケモンの毛づくろいをしたり、状態異常を治してあげたりもできるようになりました。ふれあいが「ごほうび」から「お世話」に一歩近づいた作品です。
マンタインサーフ
ウルトラサン・ウルトラムーンのサーフィンゲームです。マンタインの背中に乗って海を移動しながら、波でジャンプ技を決めてハイスコアを狙います。
4つのコースすべてでハイスコア1位を取ると、カンタイシティでなみのりピカチュウがもらえます。
初代ピカチュウ版のサマービーチから約20年ごしのサーフィン復活でもあります。
ウルトラワープライド
ウルトラサン・ウルトラムーンの、ソルガレオやルナアーラに乗ってウルトラホールの中を飛ぶミニゲーム。エネルギー玉を集めながら遠くまで飛ぶほど、珍しいウルトラスペースにたどり着けます。
ウルトラビーストの世界や、歴代の伝説のポケモンに出会えるエリアもあり、ミニゲームでありながら伝説コレクションの本流でもあるという珍しい立ち位置でした。
ロトムラリー
ソード・シールドのワイルドエリアで遊べるタイムアタック。ワットショップの店員に話しかけると挑戦できます。ロトム自転車に乗って、制限時間内に別のワットショップまで駆け抜けるレースで、コース上の白い風船を通るとスピードアップ、赤い風船なら残り時間が15秒延びます。
途中で野生のポケモンにぶつかってもバトルにはならず、自転車がスピンして減速するだけ。報酬は通った風船の数などに応じたワットで、ワイルドエリアのワット稼ぎの定番でした。
ポケモンキャンプ
ソード・シールドのふれあい要素で、ポケパルレ・ポケリフレの系譜です。プレイヤーと1対1だけでなく、複数のポケモンと同時に遊べるようになり、ポケモン同士がじゃれ合う様子も眺められます。ワイルドエリアで他のプレイヤーのテントに参加すれば、最大4人で一緒にキャンプもできます。
ブラッシータウンで母親からキャンプセットをもらうと、メニューにキャンプの項目が追加されます。以降は水上や建物の中、ジムチャレンジの試合中など一部の状況を除いて、いつでも開けます。
カレーを作ると、まれに匂いに誘われて野生のポケモンが現れることもあります。
ピクニック
スカーレット・バイオレットのふれあい要素。フィールドのほぼどこでもテーブルを広げて、手持ちポケモンと遊んだり、シャワーで洗ってあげたりできます。
ごはん枠はカレーからサンドウィッチに交代しました。具材を積み上げる作業が地味に物理演算で、高く積むサンドウィッチほど崩れる緊張感があります。ピクニック中にかごの中にタマゴが見つかるのもこの作品から。
鬼退治フェス
スカーレット・バイオレットのDLC「碧の仮面」で遊べるミニゲーム。キタカミの里に昔から伝わる催しで、オーガポンとともっこの物語にちなんで、オーガポンのお面を模した色つきの風船が登場します。
ライドポケモンで駆け回ってきのみを集める、久しぶりの「本編の中のお祭りゲーム」。ゲームコーナー亡きあと、この枠は貴重です。
そらとぶタイムアタック
同じくスカーレット・バイオレットのDLC「藍の円盤」で遊べるミニゲーム。コライドン/ミライドンに乗って飛びっぱなしのまま、制限時間内にゴールを目指すタイムアタックです。コースにはコイルとレアコイルが電気で作ったワッカが浮かんでいて、コイルの輪をくぐると3秒、ひとまわり小さいレアコイルの輪なら5秒、残り時間が延びます。
初めて遊ぶのはストーリーの途中、ネリネの四天王チャレンジの一環として。クリア後はキャニオンスクエアの受付から何度でも再挑戦できて、初級から超級まで難易度が順に解放されていきます。景品はブルーベリーポイント(BP)。ちなみに主人公以外の挑戦者は、エアームドに乗って飛んでいます。
まとめ:ミニゲームの主役は「ギャンブル」から「ごはん」へ
並べてみると、きれいな世代交代が見えてきます。
| 食べもの | 作品 | 用途 |
|---|---|---|
| ポロック | ルビー・サファイア・エメラルド | コンテストのコンディション上げ |
| ポフィン | DPt・BDSP | スーパーコンテスト |
| ポフレ | X・Y / ORAS | ポケパルレでなかよし度上げ |
| ポケマメ | サン・ムーン / USUM | ポケリフレでなかよし度上げ |
| カレー | ソード・シールド | キャンプでなかよし度上げ・回復 |
| サンドウィッチ | スカーレット・バイオレット | ピクニック・食事パワー |
ゲームコーナーが規制で姿を消したあと、ミニゲームの中心は「ポケモンとごはんを作って食べる」方向へ引っ越していきました。トバリのスロットで熱くなっていたころから考えると、ずいぶん健全になったものです。
それでも、コインケースを握りしめてゲームコーナーに通ったあの時間も、間違いなくポケモンの思い出の一部なんですよね。鬼退治フェスのようなお祭りゲームが、またシリーズに増えてくれると嬉しいです。



