現在ポケモンGOのレイドバトルで出現しているゲノセクト。
図鑑にかなしい説明があったので調べてみました。
目次
ゲノセクトの特徴
原作では専用のカセットを持たせることでテクノバスターの技のタイプが変わります。
カセットは背中に装着するようです。

ポケモンGOでもブレイズカセットをつけているのでちゃんとテクノバスターのタイプが変わっています。

なんとなくゲノセクトの図鑑を眺めていたらなんだかかわいそうな説明がかかれていました。

プラズマ団に改造されて砲台がつけられた・・・?
公式のポケモン図鑑ではXYの図鑑説明が書いてあります。
3おくねんまえ に いた ポケモン。プラズマだんに かいぞう されせなかに ほうだいを つけられた。(ポケモンYより)
プラズマだんによって かいぞうされたこだいの むしポケモン。せなかのたいほうが パワーアップした。(ポケモンXより)
公式ポケモン図鑑より
バージョンによって「砲台がつけられた」「大砲がパワーアップした」と違いがみられます。
ちなみに、ポケモンwikiには初登場バージョンであるBWからの図鑑説明が掲載されていますが、ブラックのみ独自の説明文ですが、他は上記のXやYと同じ文面が流用されています。
広辞苑によると砲台と大砲は以下のような意味の言葉です。
・ほう‐だい【砲台】ハウ‥ 攻城や海岸要塞での砲戦のため、火砲および関連施設を強固に防護した築造物。
・たい‐ほう【大砲】‥ハウ ①大きな弾丸を発射する兵器。カノン砲・榴弾りゅうだん砲・迫撃砲に大別。 ②(岩手・宮城県などで)うそ。ほら。てっぽう。てんぽ。
この説明によると、もともと大砲はついていたように読むことができます。
3億年前に暴れていた凶暴なポケモン
さて、地球史年表によると、3億年前は古生代に分類されます。
古生代は約5億7000万 – 約2億5000万年前の時代を指し、生命の多様化が進み、今日見られる動物界のほとんどの門 (分類学) が出揃ったとされています。
また、3億年前は昆虫が翅を得たことで爆発的に生息範囲を拡大した時代で、70センチを超えるトンボの化石などからかなり大型サイズだったことが知られています。
ちなみにゴキブリはこの時代に生まれたそうで、生きた化石ということになります。
3億年前に暴れていた凶暴なポケモンは大きな虫ポケモンだったと考えられます。
ゲノセクトの名前のベースもgenome (英語: 遺伝子)、insect (英語: 虫)ですので虫ポケモンということは間違いないでしょう。
改造前の姿はどんなポケモンだったか
正直、虫ポケモンというのは名前やタイプ、見た目などから明白です。
どんな虫ポケモンだったかは、ポケモンwikiでは改造前はタガメ型のポケモンだったと記載があります。
元は水棲だったようで、水辺に巣を作り生息していた、とも書いてあります。
これは作中の図鑑の説明文では読み取れないのですが、映画の中で水中に潜るシーンから連想された可能性があります。
現在、タガメは絶滅危惧種の昆虫です。
田んぼのハンターとも言われ、6本の手足を駆使し、オタマジャクシや自分より大きいカエル、魚類(メダカやドジョウ)を捕食します。
ポケモンの世界だとオタマロやニョロモはイチコロなんでしょうか。
現在よりかなり大型なタガメであれば、相当に凶暴であったかもしれません。
タガメポケモンはどのポケモンだろう?
インターネットで調べるといくつかゲノセクトの改造前のポケモンが予想されています。
説1 カブトプス


カブトプスはカブトの進化形で、初代から登場している化石ポケモン。
古代ポケモン(絶滅種)の一種で、全身が外骨格に覆われています。
カブトの頃の甲羅は頭部となってそこから胴体が生じ、二足歩行のシャープなシルエットとなります。
wikiopediaにはこんな記述がありました。
- 後ろ足で2足歩行し、陸上でも活動できるように発達したが、環境の変化に適応できずに絶滅したとされている。
- 大人しいカブトとは正反対の凶暴な性格で、両手の鋭い鎌で捕らえた獲物の体液を吸うという、タガメやミズカマキリなど水生カメムシのような生態を持つ。
- 水中を泳ぐときは手足を甲羅に小さく折り畳んでから泳ぐ。
根拠はどこからかわかりませんが、タガメのような生態であるとの記載がありました。
作中の図鑑説明は以下のとおりです。
するどいカマで えものを きりさき ながれでる たいえきを すすっていた きょうぼうな こだいの ポケモン。(銀、ソウルシルバー)
ぜつめつの りゆうは ふめい。 あたたかい うみに くらしていた きょうぼうな こだいのポケモン。(シールド)
3おくねんまえの かいていに みをひそめ せなかにも ついていた めを ひからせていた ポケモン。(クリスタル)
作中ポケモン図鑑より
語源は兜、カブトガニ、カブトエビ、triops(英語:カブトエビ)。
3億年前に絶滅した古代ポケモン、タガメ型、見た目も言われてみれば似たような姿です。
タイプは水・岩でゲノセクトは虫・鋼。鋼タイプは改造されたことで付与されたのだろうか、、、、?
説2 グソクムシャ


グソクムシャも姿が似ていて、コソクムシは高速移動形態に似てなくもない。
ですが、特性は唯一の「ききかいひ」で、HPが半分になったら手持ちに帰ってしまうというものです。
勝つためには手段を問わない。相手のスキをついて前足の小さなツメでとどめを刺す。(ソード)
海底の穴や沈没船がすみか。オトスパスと戦い、負けたほうがエサになるのだ(シールド)
作中ポケモン図鑑より
図鑑の説明からは、3億年前に暴れていた凶暴なポケモンという姿は想像できず、また、絶滅したという文献がありませんので、線は薄いでしょう。
説3 アーマルド


アーマルドはアノプスの進化系で、第3世代で登場した化石ポケモン。
おおむかし ぜつめつした ポケモン の いっしゅ。ちじょうで くらすとき べんりな ように 2ほんの あしで あるくように なったと いう。(サファイア・アルファサファイア)
作中ポケモン図鑑より
タイプは虫・水で、たかさも1.5mでゲノセクトと一致します。
能力値も一致する箇所が多く、改造により特攻・素早さが向上したという見方もできます。


ですが、進化前のアノプスの図鑑説明では絶滅したのは1億年前のようで、現時点で登場済みのポケモンの中ではカブトプスがゲノセクトの改造前というのが濃厚だと考えます。
説4 カメックス



大砲がついています!!!!!!
改造されたところは砲台?大砲?
ゲノセクトの高速飛行形態
ゲノセクト極秘映像の0:50くらいから、高速飛行形態についての説明があり、これも改造によるものとされています。
カブトプスが改造されたと考えても色やデザインが変わっているので、全体的に改造されていると考えた方がよさそうですね。
カブトプスは大砲をもたないので、大砲・砲台ともにつけられたと考えたほうがよさそうです。
図鑑の説明はページ数の制限から、各地方のポケモン博士としても書き方が難しいのでしょうか。
映画によると、5匹のゲノセクトがプラズマ団によって復元・改造されたようです。
赤いゲノセクト、4種のカセットに対応した4匹のゲノセクトの計5匹です。
劇場版での活躍はこちら
ミュウツーの証言
上記映画で、ミュウツーがゲノセクトの過去を読み取り、「3億年前に絶命したポケモンで、武器をつけられて復元された」と言っていました。
その際のシーンでは化石の時点で背中に大砲のような盛り上がりがありました。
また、高速移動形態のような姿で化石になっていました。
これを考慮すると、カブトが絶滅前もしくは化石状態の時の姿に似ているのですが、背中が隆起しているというよりは両サイドが凹んでいます。

人に作られた、改造されたポケモン
ポケモンの中で、人によって生み出されたり改造されたりしたポケモンをまとめました。
ポケモン名 | 初登場の地方 | 説明 |
---|---|---|
ポリゴン ポリゴン2 ポリゴンZ | カントー地方 ジョウト地方 シンオウ地方 | シルフカンパニーの技術力で作られたAIポケモン。 特別なデータでアップデートをする。 |
ミュウツー | カントー地方 | 一人の科学者が何年も研究し、ミュウの遺伝子を組み替えて生み出された。 |
ゴルーグ | イッシュ地方 | 古代人によって労働力として作られたと言われている。 人やポケモンを守るよう命令されている。 体内にエネルギーを生み出す永久機関があると言われている。 |
ゲノセクト | イッシュ地方 | プラズマ団によってとあるポケモンが改造・復元された。 |
マギアナ | カロス地方 | 天才科学者がポケモンの生体エネルギーを集めて作り出した人造の命「ソウルハート」がマギアナの胸の中心に収められている。 |
タイプ:ヌル シルヴァディ | アローラ地方 | シルヴァディは創造神アルセウスを模してエーテル財団によって生み出された。 研究資料が盗まれ、ガラル地方でも作り出されたと噂されている。 |
ウオノラゴン ウオチルドン パッチラゴン パッチルドン | ガラル地方 | 発掘された化石を研究者のウカッツが迂闊に組み合わせて復元。 図鑑に登録されている姿は絶滅前の姿ではない。 |
番外編
心を閉ざされたポケモン
- ダークポケモン・・・ポケモンコロシアム・XDで登場
- シャドウポケモン・・・ポケモンGO で登場