目次
各地方博士の研究内容・実績まとめ
ポケモンでは、冒険を始める時、冒険の途中、図鑑の評価、あらゆるところで博士の手助けを受けながら冒険を進めていきます。
それぞれの博士の研究がポケモン界で影響のあるものが多かったので研究内容や業績をまとめてみました。
カントー地方
オーキド博士
見た目 | 登場シリーズ |
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RGBY、金銀・クリスタル、FRLG、DPPt、HGSS、LPLE、BDSP |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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タイプによるポケモンの分類 | マサラタウン |
ポケモン研究者界の権威で第一人者。
20歳の時に著書『携帯獣研究序説』を発表・評価され、25歳でタマムシ大学名誉教授となったそう。ちなみに名誉教授は称号であるため、名誉教授というだけでは大学教員としての身分は保証されません。
1996年にアスペクト社から出版された「ポケットモンスター図鑑」によると、タマムシ大学理学部卒業後、同大学院生物学教室研究員を経て、現在はタマムシ大学携帯獣学部教授だそうです。
研究員時代に名誉教授の称号を得るとなると、著書『携帯獣研究序説』は大変な功績だったと考えられます。
また、携帯獣学部の教授とのことですが、おそらく『携帯獣研究序説』発表後に新設された学部でしょう。
過去に自身もポケモンずかんを完成させるべく旅をしており、カントーの四天王のキクコと良いライバル関係であったことがわかります。
「オーキド博士のポケモン講座」というラジオ番組を持っています。
ジョウト地方
ウツギ博士
見た目 | 登場シリーズ |
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金銀・クリスタル、HGSS |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの進化について | ワカバタウン |
ポケモンの進化に関する研究分野の権威。タマゴに関しての研究や、ポケモンの連れ歩きに関しても研究しています。
ピカチュウがすでに進化したポケモンであることをつき止め、進化前の姿であるピチューの存在を発見しました。
ポケモン孵化にあたって誰もが調べたことがあるタマゴグループもウツギ博士によるものです。
助手が一人います。家族構成は妻と幼い子供が一人ずつです。
ホウエン地方
オダマキ博士
見た目 | 登場シリーズ |
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RSE、ORAS |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの生態と分布について | ミシロタウン |
フィールドワークを好み、研究所にいないことも多く、研究に熱中しすぎてポケモンに追いかけ回される姿をよく見ます。
ルビー・サファイア・エメラルドの主人公の父親であるセンリとは大学時代からの友人です。
オメガルビー・アルファサファイアでは、イッシュ地方やジョウト地方(HGSS)などと同様、ストーリークリア後に別地方のポケモンが野生で出現するようになります。
この現象について他作品ではこれまでこれといった説明されませんでしたが、ORASにおいてオダマキ博士が「ゲンシカイキしたポケモンがパワーを解放したために自然のエネルギーが満ち、過去にホウエン地方から絶滅したポケモンが再び生息するようになった」と推測しています。
このことから、PokémonLEGENDSアルセウスのようにとある地方の過去の物語がでるようになった場合に登場ポケモンの予想が膨らみますね。
シンオウ地方
ナナカマド博士
見た目 | 登場シリーズ |
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DPPt、BDSP |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンが遂げる進化について | マサゴタウン |
DPPtの主人公はナナカマド博士の助手という立場です。
ポケモンの進化の研究に関する権威。「ポケモンの90%は進化する」という説を唱えています。
ガラル地方まで登場しているポケモンのうち、進化する割合は84%とのことです。今後のポケモン研究によってナナカマド博士の説が実証されるか楽しみです。
ポケモン博士の中では年長者ということもあり教え子も多く、オーキド博士はナナカマド博士の後輩で、プラターヌ博士は教え子です。
ナナカマドと同じくシンオウ地方で登場したシロナもナナカマド博士の教え子であり、シロナは考古学者としても活動中です。
大のあま党で、常に冷蔵庫の中にはあまいものがたくさんストックされていて、いかりまんじゅうが好物です。
イッシュ地方
アララギ博士
見た目 | 登場シリーズ |
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BW、BW2 |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンという生物の起源について | カノコタウン |
ポケモンシリーズ初の女性博士。
主人公・ベル・チェレンにポケモン図鑑を預けます。
フィールドワークはベルと共同して行うこともあり、BWの2年後が舞台のBW2ではベルを正式に助手として迎えています。
アララギ博士(アララギパパ)
見た目 | 登場シリーズ |
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BW、BW2 |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの分布と生態 | 不明 |
アララギ博士のパパも有名な博士で、現在はゼクロムやレシラムなどの伝説のポケモンを調査したりしています。
作中では、全国図鑑の評価をしてくれます。
リュウラセンのとうで出くわしたとき、シンオウ地方ハクタイシティの名物である「もりのヨウカン」を貰えますが、アララギパパがシンオウ地方にゆかりがあるかは不明です。単に出張などで行っただけかもしれません。
また、同じようにポケモンの分布と生態を研究しているオダマキ博士と関連があるかも不明。
カロス地方
プラターヌ博士
見た目 | 登場シリーズ |
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XY |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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進化と変化について | ミアレシティ |
カロス地方でしかみることができないとされているメガシンカ研究の第一人者。
しかし、ORASではホウエン地方でもメガシンカができ、それどころか、カロス地方で新しく登場したポケモンのうちメガシンカするポケモンはディアンシーだけです。
大都会「ミアレシティ」に3階建ての豪華な研究所を構えるイケメン博士。主人公の母親にいきなり手紙を送りつけます。
主人公にバトルを仕掛けてくる珍しい博士その①。
恩師はナナカマド博士で、シンオウ地方チャンピオンのシロナの兄弟子にあたります。
アローラ地方
ククイ博士
見た目 | 登場シリーズ |
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SM、USUM |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの技について | ハウオリシティ |
アローラ地方ではZ技も登場するため、その研究も行っています。自ら技をうけることも多く、オーキド博士と通ずるものがあります。
自宅内でイワンコの技を豪快に受ける描写がありますが、部屋の中はとてもきれいで、外観のみボロボロになっていきます。
ロイヤルマスクという覆面プロレスラーとしても活躍中で、そのことは家族等みんなには秘密にしています。
BW2と連携する3DSソフトの「ARサーチャー」に登場するバーネット博士とは夫婦です。ちなみにバーネットはイッシュ地方に住むマコモと友人です。
アローラ地方にリーグを創設するためにカントー地方などに調査にでかけ、リーグができた際には自らチャンピオン枠として登場します。
主人公にバトルを仕掛けてくる珍しい博士その②。
バーネット博士
見た目 | 登場シリーズ |
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ポケモンARサーチャー、SM、USUM |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの夢について 空間について | ゆめのはざま カンタイシティ |
BWとSM・USUMで登場する博士。
BWでは、「ポケモンの夢について」研究し「ゆめのはざま」を拠点にしていました。3DSソフトの「ARサーチャー」を使って研究の手伝いをすることができます。
SM・USUMではククイ博士の妻であることが判明しました。カンタイシティにあるくうかん研究所で空間に関する研究を行っています。
ガラル地方
マグノリア博士
見た目 | 登場シリーズ |
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剣盾 |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ダイマックス現象について | プラッシータウン(2番道路の先) |
マグノリア博士はダイマックスを促す『ガラル粒子』を発見しました。
特定のパワースポットから放出される赤い光に含まれる成分のことで、「ねがいぼし」と呼ばれる隕石にも含まれているそうです
マグノリア博士は高齢で研究所からあまり遠出しないため、フィールドワークはソニアに任せていたり、作中の主人公へのアドバイス等もソニアが行います。
ソニア博士
見た目 | 登場シリーズ |
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剣盾 |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ガラルの歴史 | プラッシータウン |
ソニアは当初マグノリアの助手として研究活動をしていましたが、作中に自身の研究テーマに関連した「ガラルの伝説に関して」の著書を出し、その後博士と認められることになります。
ソニアは昔、ダンテとともにジムチャレンジに挑んでいて、自室には銀のトロフィーが飾ってあります。バウタウンジムリーダーのルリナとも同期で親友。
ちなみに、博士と認められる前に自前の研究所を持ち、助手を雇っています。マグノリアからの仕送りがすごいのか、研究業績やその他の実績(対戦など)も評価されているのかはわかりません。
ヒスイ地方
ラベン博士
見た目 | 登場シリーズ |
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Pokémon LEGENDS アルセウス |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの生態 | コトブキムラのギンガ団拠点 |
PokémonLEGENDSアルセウスに登場するポケモン博士。
ポケモンの生態の研究のためギンガ団に所属し、主人公に調査を依頼します。
主人公には、ヒノアラシ・ミジュマル・モクローのいずれかを託します。自らその土地を旅して連れてきたとのことなので、ジョウト地方・イッシュ地方・アローラ地方に行ったことがあると予想できます。
(まあ御三家は通常プレイでは野生出現しないのですが。)
主人公にポケモンを(いろんな条件で)捕まえてきてもらい、さらに詳しい情報はオーキド博士やククイ博士たちと同様に、ラベン博士が自らポケモンと触れ合い調査しているようです。
スカーレット・バイオレットのアカデミーで受けられる「歴史」の授業で黒板に写真が・・・!
気になる人は是非受けてみてくださいね。
パルデア地方
オーリム博士/フトゥー博士
オーリム博士 | フトゥー博士 |
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スカーレット版に登場 | バイオレット版に登場 |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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パルデア地方に伝わる伝承とテラスタル | パルデアの大穴 |
スカーレット・バイオレットではバージョン違いで登場する博士が異なる初めてのシリーズとなりました。
基本的な設定はバージョンによらず同じで、以下のとおりです。
- ペパーの母(オーリム)もしくは父(フトゥー)である。
- 研究テーマは「パルデア地方に伝わる伝承とテラスタル」
- パルデアの大穴に研究拠点をおいている。
- コライドン/ミライドンのお世話を主人公にお願いし、ヌシポケモンを倒す度に主人公に連絡をとってくる。
名前の由来はオーリムはラテン語で「(昔話の冒頭の)むかしむかし」を意味する「olim」、フトゥーはラテン語でfuture(未来)を意味する「futūrum」から。
これまでの博士の氏名は植物の名前が由来でしたが、初めて植物由来でない名前がつけられています。
これらの博士は、パラドックスポケモンを主に研究していましたが、本物の博士はパラドックスポケモンに殺されてしまっていて、主人公にコンタクトをとってくるのはAIです。
博士はタイムマシンの作成を成功させており、タイムマシンを使ってパラドックスポケモンを現代に受け入れることを望んでいました。AIは逆にパルデア地方の生態系保護のためそれを拒んでいました。
このポケモンの生態系への考え方が異なることから、AIが本物の博士を殺すことになりましたが、AIにプログラムされているタイムマシンの保護機能がAIの考えである「タイムマシンを破棄した上での生態系保護」の障害となり、主人公とバトルすることになります。
番外編
ウイロー博士(PokémonGO)
見た目 | 登場シリーズ |
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PokémonGO |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの生態と分布 | 不明 |
ポケモンGOに登場するナビゲーター。自分のことを「ウィロー博士」と自称する。
主人公に御三家をわたすのではなく、ゲットのためのボールをくれる。
過去にオーキド博士の助手をしていたことがあり、カロス地方のプラターヌ博士、ガラル地方のマグノリア博士、パルデア地方のジニア先生とも一緒に研究をしていたことがある。
ポケモンセンターメガトウキョーにあるPokémonGO Lab.で等身大の立像を見ることができる。
ネロリ博士(Pokémon Sleep)
見た目 | 登場シリーズ |
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Pokémon Sleep |
研究テーマ | 研究所の場所 |
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ポケモンの睡眠生態 | 不明 |
ポケモンの睡眠を研究する博士で、Pokémon Sleepのナビゲーター。
「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指している。
ポケモンの睡眠といえば、イッシュ地方に登場するマコモ(ポケモンドリームワールドの開発者)と交流はあるのだろうか。
ポケモンの世界の博士とは
これまで紹介した博士たちはそれぞれの研究所を持ち、助手を雇用しているような描写があります。
個人名の研究所なので、国の機関などではなく基本的には個人で設立した研究所と思われます。
オーキド博士やソニアは著書を出版している描写があったり、オーキド博士についてはラジオの出演もありますので収入源はいくつかあるようです。(ただ、学術図書の出版は自身の収入に結びつくかというと、あまりそうではないと思います。)
凄腕トレーナー(だった)という側面もあるので、資金は野生のトレーナーから巻き上げたものかもしれませんね。
ちなみに、日本における研究組織は基本的には大学(理化学研究所などの国関連の研究組織もあります。)で、呼称は「先生」。
これは、修士号博士号の学位によるものではなく、雇用されている身分によるもので、単に研究員として雇用されていれば、特に先生とは呼ばれません。
研究者だからといって「〇〇博士」と呼ばれることはありませんので、子供の間で「はかせ!」と呼ばれているような、その分野に対して特化して知識・知見を有している人に対してつける愛称のようなものでしょうか。
オーキド博士も自己紹介の時に「みんなから、オーキド博士と呼ばれているよ」といっていますので、近所でポケモンの研究をしている博識な・変な人という感じでしょうか?
あかブロス
ワイもポケモン博士か!
年中ポケモンやってるもんな!
みどブロス
「博士」と呼ばれていない研究者
研究者でも「博士」と呼ばれない人もいます。研究所にいる人達が該当しますが、研究者の中でも類稀なる業績を上げている人がいます。
- マコモ→ゲームシンクを開発。ポケモンの夢を研究するもので、学会を騒がせた。
- シロナ→シンオウチャンピオンとして有名だが、本業は研究者である。考古学が専門で、他の地方にフィールドワークに行くこともある。
- ナリヤオーキド→アローラ地方に登場。リージョンフォルムについて研究している。カントーのオーキド博士とはいとこ。
- ダイオーキド→PokémonHOMEの開発・管理者。
- ウカッツ→ガラル地方の化石をウカツに復元。
- アズサ→3DSソフトのポケバンク、GCソフトのポケモンボックスに登場。ホウエン地方のポケモン預かりシステムの管理人であるマユミとは姉妹。
- ニシノモリ教授→カントー地方のタマムシ大学の教授。進化という考え方を使って、別種として扱われていたポケモンを同じ仲間であることを説明した。この研究により評価され、世界的にポケモン研究を加速させる。「ポケモン学の祖」としても知られている。
モンスターボールも教授の研究活動の成果を元に開発された。 - フジ老人→グレンタウンのポケモン屋敷の持ち主で、遺伝子に関する研究をしていた。現在はシオンタウン在住。
- カツラ→グレンタウンのジムリーダー。フジ老人と古くから親交がある。グレンタウンにポケモン研究所ができる前から住んでいる。
- ジニア→パルデア地方のオレンジアカデミー/グレープアカデミーで生物学を担当する先生。ロトムスマホに入れるポケモン図鑑アプリを開発し、アプリ使用者が捕まえたポケモンのデータを収集し研究に利用している。(アプリインストール時に勝手に規約にOKさせられたのかな)
ポケモン化石博物館でも博士が新登場
カセキ博士
ポケモン世界のカセキ研究者。ポケモン化石博物館で初登場。
ポケモン化石博物館では、ポケモン世界のカセキ・化石ポケモンと私達の世界(=現実)の化石・古生物を並べて展示しているが、ポケモン世界のカセキ・化石ポケモンの解説を担当している。